やまない雨は無いと知った日 〜読書から学ぶ〜

辛い事があると いつまでも この悲しみは 続くような気になることがあります。

私も 離婚してしばらくは そうでした。

そして 自分が さぞ可哀想な人の様に振舞ってしまうのです。それも 自分では 無意識に。

辛いことが 起きて そこから なかなか立ち直れないのは 周りがどうこうではなくて

 自分が 無意識のうちに その場所から 動くことをやめてしまうからな気がします。

必要なのは 

いつまでも辛い事ばかりではないんだ。と体感することができる実体験です。

私の場合は ある知人に勧めてもらったのがきっかけで、とにかく 本を貪るように読みました。

それまで 読書とは 無縁だったアパレル店員が 離婚を機に 年間200冊近くの本を読破しました。

本の内容は 主に 自己啓発本や ビジネス書でした。

それまで 本を読むことのなかった私にとって それらの本に書かれてある様々な人生は まさに 目から鱗で、とにかく面白く 時間を見つけては本を読んでいました。

そして 思ったのです。「 書かれてあることを 小さいことでもいいから 実行に移せたら この人達みたいに活き活きと生きていけるかもしれない…。」

シングルマザーになって 良い意味で 私は 豊かな生活にハングリーだったのが 良かったのかもしれません。

私が最初に実行したのは 「朝 早く起きること」でした。

単純なことですが いつもより 1時間早く起きる。ということは 数日は 出来ても 継続的に続けるには 思いのほか 強い意志が 必要でした。

それでも 1週間…1ヶ月…3ヶ月…半年…と 続けていくことで 小さいけれど 成功体験を得られ、

そこから また 更に あれもやってみよう！と プラスの行動範囲を広げることが出来ました。

辛い時は 動き出す力が 鈍くなります。

私は 読書から そのきっかけを作ることができ、いつまでも 悲しみの淵に留まり続けずに済みました。

本当に 本と出会えて良かった。

そう思います。